東北大学コントラクトブリッジクラブwiki

MのINVなどを事細かに伝えてS/Tやゲームを見つけやすくするコンベンション。
下の表は１Mオープン時のレスポンスをまとめた。

Bid	HCP	Mの枚数	名称
2M+1	16+	4+	Jacoby 2NT
2M+2	10+	3枚丁度	3-card raise
2M+3	10-11	4+	Limit raise
2M+4	7-9	4+	Constructive raise
3M	0-5	4+	Weak raise
3NT	13-15	4+、BAL	Jacoby 3NT
3S,4X	9-12	4+、X1-	SPL
4M	about 5	5+、unBAL	to play

となっている。
オープナーのリビッド以降については詳細に

※よく見ると上の分類はMECEでない。4枚サポートで抜けてるレンジが3つある
・BALでない13-15HCP：2M+1をビッド
　　- 4枚サポートでシングルトンがある手は+3HCP程度の価値がある
・6HCP：2Mか2M+4か3Mをビッド
　　- 1番雰囲気が近いものをビッドする。BALなら大体2M
・12HCP：2M+3をビッドして3Mが返ってきたら4M
　　- 3NTと置くとオーバービッドが怖いがゲームはやる
　　- もちろんいい12HCPなら最初に3NTをビッドしていい
※適宜ハンド評価をして調整する必要がある。例えばシングルトンのある8HCPは2M+3をビッドする
※弱すぎる4枚サポートは3Mをビッドしなくてもいい。特にVul

Jacoby 2NT

2NT：C-short
3C/D：D/S-short
3H：15+HCP、short無し
3S：S5+＆H6+？
3NT：12-14HCP、short無し
4ｍ：H5+＆ｍ5+
4H：11-HCP

3X：ビッドしたスートがshort
3S：15+HCP、short無し
3NT：12-14HCP、short無し
4X：S5＆ビッドしたスートが5+枚
4S：11-HCP

オープナーのリビッドは4M＞＞3X＝4X＞3M,3NTの優先度でビッドされる。これ以降のビッドはcueビッドになる。
3Xと4Xのどちらを優先するかは流派による。通常4Xは強すぎない手(11-15HCP

3-card Raise

2M+3:15+HCP、HCP Asking、FG
2M+4:13-14HCP、INV
3M：12-HCP、To play
3NT:15-17HCP、Choice Of Game、パートナーに３NTか４Mを選んで欲しい
4X：M5 & ｍ/H5枚

2M+4：16+HCP
3M：13-15HCP
3M+1：10-12HCP
これ以降のビッドは4M以外cueビッド

3M：10-12HCP、To play
３NT：Choice Of Game
3S/4m/4H：cue bid
4M：To play

余談、m5+ or H5+枚持っていてM3枚サポートの13+HCPであれば、2/1してからサポートを紹介しても良いこともある

Limit Raise

2M+4:ReINV
3M：To play
3NT:Serious 3NT、cue bid要求
3S/4m/4H：cue bid
4M:To play


(応用)
シリアス3NTは原則として互いに上限が分かっていない状況(オープナーが21HCP以下であることくらいは分かっていてもいい)(典型的には1S-2X;2S-3S;3NTみたいな）で付き合いのcueと本気のcueを分けるために使用する。
ここでオープナーはレスポンダーの上限を知っているのでそのように使用するメリットが少ない。Majorが9枚fitしていてCoGにするメリットはより少ない。
1S-3D/3H;3NTおよび1H-3C/3D;3SはSSA(short suit ask)を用いる方がよい。まともなHCPとshort suitがあれば当然1MにSPLしているので、レスポンダーがshortを保つ場合はシングルトンを加点したレイズになっていることがわかる。
答え方はstep。

例
1H-3D;？
3H: to play
3S: SSA (then 3NT/4C/4D/4H = C short/ D short/ S short/ no short)　
3NT/4C/4D: SPL of S/C/D
4H: to play
4NT: RKCB
4S/5C/5D: EKCB
SSAに答えが帰ってきたあとはcue & RKCB。

Constructive raise

Limit RaiseからReINVが消えただけなので省略