東北大学準公認団体コントラクトブリッジクラブに関するwikiです。

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最終更新： thubc thubc 2021年01月14日(木) 16:20:29履歴

概要

部室標準的なオープンをまとめ。


オープニングビッド

ビッド意味
1C3枚以上
1D基本4枚以上。上から4432だけ3枚で1D
1H5枚以上
1S5枚以上
1NT15-17HCP BAL. M5、m6、アナーグルトンは持ちうる
2Cany 22pts+
2D/2H/2SPRE
2NT20-21 BAL
3X, 4XPRE
3NTギャンブリング3NT. サイドアナーのないAKQxxxx(x)のm 1suiter
4NTACOL 4NT

4thシートの2D/2H/2Sは（プリエンプトする相手がいないので）良い6枚以上の10-12HCPで開ける。

よくある異なる取り決め

1mオープン
上から4432も1Cオープンにしている場合がある。
その場合、1Cオープンは2枚保証で1Dオープンが4枚保証。
2Dオープン
フラナリー（寺本プリント）やNAT ot BAL FG（京大系）の場合がある。

参考：2Dオープンの色々な取り決め
3NTオープン
ユースで１番多いのはギャンブリング3NTだと思う。
Namyatsの場合がある。
何も入っていない場合もある。
ストロングBAL（25-27BALみたいな）が入っている場合も稀にある。
4NTオープン
何も入れていない人も多い。

優先順位（主に初級）

2C > 1M > 1NT, 2NT > 1m

22HCP以上あれば2Cから。
5枚メジャーのBALはNTか1M（慣れないうちは全部1Mでもいい）

同じランクなら枚数の長い方、同じ長さは上から

例
D4, C5なら1Cオープン。
S5, H5なら1Sオープン、D4, C4なら1Dオープン。

これは、オープナーの2回目のビッドでリーズナブルにセカンドスートを紹介できるようにするため。
M55を1Sから入ると1S-1NT;2Hと紹介して2Mをプレイできるが、1Hから入ると1H-1NT;2Sとなり、Hのパーシャルをプレイしたい時に3Hになってしまう。
例外（初級）
ただしD3, C3は1Cオープンとする。
m33の場合、目指すゲームは基本的には3NTか4Mになり、1m-1MにはNTかMをリビッドする。
それならm33を1Cで開けることでD3枚で1Dオープンする頻度を減らす方が、1Dオープンが原則4枚保証になって嬉しい。
例外（中級）
リバースできない強さの場合、D4C5を1Cオープンから入るとリビッドで困るケースがある。
2245は1C-1M;1NTとビッドできるので1Cからでいい。
しかし3145は1C-1Hには1NT（or 2C)、1C-1Sには2Cか2Sとビッドする必要がある。1345も同様。

よって、D4、C5を1Dオープンで開けて1D-1M;2Cと捌く選択肢もある。
一長一短なので、(31)45形では2回目のビッドを考慮して1Dで開けるか1Cで開けるか選ぼう。

オープン基準

12HCP（入門）

12HCPあればオープン、12HCP無ければパス。


ちなみに12HCPに演繹的な理由はなく、経験的にそれがいいというだけ。
昔は13HCPだった。残り27HCPが均等に分配されているとすると自分たちのサイドは平均的に22HCPくらいで、建設的なコントラクトになりやすい云々。
その時代よりもプレイやビッドの技術が向上したので今では12HCPの方が良くなった云々。……みたいな記述を見たことがある。真偽は不明。
12HCPで開けない時（中級）


ルールオブ20（初級）

HCPと自分の長い2スートの枚数を足して20あればオープンを検討するという1つの目安。
例えば5422の11HCP、6322の11HCP、5521の10HCPなど。

特に長いスートにアナーが偏っている場合。
逆にKQ KQ Jxxx xxxxxとかはルールオブ20を満たしているけど明らかに弱いのでオープンしない。

AAKの11HCPはオープンしがち（初級）

「AAKは、オープンしてみよ」と花山先生も言っています（格言で覚えるオークションの判断 第49回）

ルールオブ20 + 2（中級）

ルールオブ20を満たしていてかつディフェンシブトリックが2あればオープンしてもいいという1つの目安。
これにハンド評価を±1程度加えてジャッジするのがおそらく現時点で最善。

ディフェンシブトリック：
ディフェンスで役に立つようなクイックトリックの数。
具体的にはA = 1.0、K = 0.5、AK = 2.0、AQ = 1.5、KQ = 1.0として各スート足す。

（3番手）ライトオープン

3番手（特にNon Vul）では1, 2番手では開けない手でオープンすることも多い。
�．僉璽轡礇襪龍イ蟾腓い鉾�えて先に示す
��PRE効果
��リードショウイング
などが目的となる。
例えば良い5, 6枚スートがあれば積極的に開けていい。
�↓�を目的に、10-13pts程度のM4で1Mオープンしてもいい。

具体例（寺本プリントから一部引用）


（4番手）ルールオブ15

HCPとSの枚数を足して15HCPあればオープンしてもいいというもの。
4番手の13HCP前後の手は（パートナーはパストハンドなので）競り合いになってパーシャルで終わる可能性が高い。
競り合いではランクが高いスートが強く、特にフィットした2Sがどちらにあるかが重要になる。
S2枚の12HCPやS1枚の13HCPでオープンするとオポの2Sメイクで終わる可能性がそれなりに高いため、パスアウトを選択する方が期待値がいい。

という理屈。じゃあS3枚の12HCPやS4枚の11HCPを開ける理由になるかというと怪しいけど。
IMP戦では開けない理由として用いることが多い理屈。MPは難しい。

PRE基準

Vul関係、枚数、スートの内容が１番大事。
シェイプやサイドの内容も大事。
枚数（初級）
6枚なら2、7枚なら3、8枚なら4の台でPRE。
Vul関係とシーティング（初級）
They vul > Non vul > Both vul > We vul
3rd > 1st > 2nd
の順でPREは軽くていい (4thシートではPREしない)
つまりThey vul 3rdが１番軽く、We vul 2ndが1番重い。

自分の後ろに強いHCPを持ったプレイヤーがいると仮定した場合、3rdシートでは100%オポーネント、1stシートでは67%オポーネント、2ndシートでは50%オポーネントであるため。
特に自分が3rdシートの場合、パートナーはパストハンドなので、幅広い手でPREしても自分たちのゲームをルーズしない。
WK2オープン基準のいろいろ

ルールオブ10（リストC制限）
PREスーツの枚数とハンド全体のHCPの合計が10以上でなければいけないというルール。
リストCでは、4枚以下でのウィーク2オープンや、ルールオブ10に満たないウィーク2オープンは禁止されている。

・つまりKT9876 x xxx xxxとかで開けちゃ駄目だよということ
・ちなみに3X以上で開けるのは自由
・リストD以上ならルールオブ10は無視していい
ルールオブ2&3 (&4)
Vulならパートナーに2トリック、Non Vulならパートナーに3トリック（、They Vulならパートナーに4トリック）を期待してPREの台を決めるというもの。

ハンド評価

シェイプ、ミドルカード、コントロール、Vulとシーティングなど。
基本的なことは京大wikiや寺本プリントを読んでください。
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