東北大学準公認団体コントラクトブリッジクラブに関するwikiです。

このページはhg先輩により執筆され、sdがwikiの方に転載しました

新たな問題


点数付きのルールには慣れたでしょうか。
自分とパートナーの手札が強い=点数が多いほど、多く勝利しやすいということが理解できたと思います。

しかし、点数を大量に持っているのに、相手側に大量に勝たれるということも起きていませんか?
下のようなハンドについて考えてみましょう。

ディクレアラーの手札
スペード: J2
ハート: AKQ853
ダイヤ: KQ6
クラブ: Q9

ダミーの手札
スペード: Q
ハート: J924
ダイヤ: AJ87
クラブ: AKJ5

{手札を書く際にマークの頭文字をとってスペードをS、ハートをH、ダイヤをD、クラブをC と略して書き
ます。}
★手札のことをハンドとも呼びます。

復習です。自分たちのハンドの強さはいくらでしょうか?

そう、ディクレアラーが17 点、ダミーが16 点、合わせて33 点の申し分のない強い手札です。
しかし、現実にプレイする場合は、スペードのA、K を始めとして、相手の持っている大量のスペードに蹂躙されてしまうでしょう。
それでは面白くないので、新たに切り札というルールを定めます。

切り札

切り札とは1 つのマークを他のマークの上位に持ってくるものです。
★切り札のことをトランプとも呼びます。
まず今までは、初めに出されたカードがスペードの場合、

スペードのA > スペードのK > スペードのQ > … > スペードの2 > その他のカード

の順で強いとしてきました。
初めに出されたマーク以外のカードは、たとえそれがAであっても負けてしまいます。

しかし切り札をダイヤに定めると、

ダイヤのA > ダイヤのK > … > ダイヤの2 > スペードのA > スペードのK > スペードのQ > … > ス
ペードの2 > その他のカード

と変わります。
これにより、スペードのK などに対してダイヤを出して勝つことで、点数をそのまま活かすことができます。
★切り札を用いて他のマークのカードに勝つことを切る、またはラフといいます。

実は切り札を上手に活用することで点数を活かすどころか点数が無くても大量に勝つこともできます。

切り札は、自分とダミーの手札を確認した後、ディクレアラーが自由に決めることができます。

切り札の注意点


このように便利な切り札ですが注意点もあります。

まず、切り札は52 枚1 セットを用いたゲーム中は変更がありません。途中で都合が悪くなっても同じ切り札のままです。
最初に決める時は気を付けましょう。

次に、出されたマークを出せる場合は出さなければならないのは変わりません。
先程の手札の例で考えてみましょう。

ディクレアラーの手札
スペード: J2
ハート: AKQ853
ダイヤ: KQ6
クラブ: Q9

ダミーの手札
スペード: Q
ハート: J924
ダイヤ: AJ87
クラブ: AKJ5

あなたは切り札をハートに決めました。
敵は最初にスペードのA を出してきました。
この時、ディクレアラーとダミーが両方ともスペードを持っています。
従って、切り札であるハートの2、あるいは3を出して勝つということはできません。

★出せるのに出さないとリボークという反則になります。

次のターンに相手がスペードのKを出してきたとします。

ディクレアラーの手札
スペード: J
ハート: AKQ853
ダイヤ: KQ6
クラブ: Q9

ダミーの手札
スペード:
ハート: J924
ダイヤ: AJ87
クラブ: AKJ5

先ほどスペードのQを出したので、ダミーはもうスペードを持っていません。
この場合、ダミーから切り札のハートを出せば、1勝することができます。
ただし、相手もより強いハートのカードを出してきた場合は負けてしまいます。


また、切り札は敵も使えます。
なので、自分たちのA やK などの強いカードが、敵の切り札に負けることも起こりえます。
また、先述の通り、自分の出した切り札よりも敵の出した切り札の方が強い場合は敵の勝ちとなります。

最後に、切り札は常に必要ではありません。
最初に切り札を決める際、切り札を使う必要がないと思う場合は、切り札なしにもできます。
このときは従来通り、"最初に出したカードのマークのみが強い"となります。

★切り札がない場合をノートランプと呼びます。略して書くときはNT と書きます。

このように、切り札は強烈な効果を持ちます。
なるべくなら自分たちで使いたいものです。
なので、なるべく敵の持っている枚数が少ない、言い換えれば味方の持っている枚数が多いものを切り札に定めましょう。
目安としては8 枚以上。もちろん多ければ多いほど望ましいです。
8 枚以上持っているマークがなければ、切り札を定めないのも立派な戦法です。

これでミニブリッジのルールの説明は終わりです。まずはここまでのルールに慣れましょう。
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