東北大学準公認団体コントラクトブリッジクラブに関するwikiです。

ミニブリッジを卒業した君。ようこそコントラクトブリッジの世界へ。
この項では、ミニブリッジとコントラクトブリッジの最大の違いである「オークション」の仕組みについて伝授する。
覚えることもやや多いが、このゲームの奥深さを知りたいなら、是非ついてきてほしい。




コンベンションカード



オークション指南

概要

オークション」とは、コントラクトブリッジにおいて、「コントラクト」...「誰が」「どのスートを切り札にして」「何勝を目標とするか」を決定するシステムだ。


この写真に写っているのは、オークションに使用する「ビッディングボックス」である。
以下に示すように、ボックスにはいくつかの種類のカードが入っている。
これらのカードを、ボードが示す「DEALER(ディーラー)」となった人から時計回りに、1枚ずつ置いていく

このボードの場合、ディーラーはEAST(写真右側)に座っている人となる。


カードの種類ごとに、その内容および置く際のルールは異なる。難しそうに思えるかもしれないが、実際にやってみれば理解できるはずだ。
オークションに参加しつつ、これらを確認していこう。

(A)1〜7の数字と、スートもしくは「NT」の組み合わせからなる、白いカード
読み方:1♥なら「ワンハート」、3♠なら「スリースペード」。NTは「ノートランプ」と読み、「切り札なし」を意味する
意味:強い手を持っているので、プレイがしたい

詳しい意味

ルール:
(A)のカードが既に置かれている場合、置けるのは次のいずれかを満たしているカードのみである。
  • 直前に置かれた(A)のカードより、高い数字が記されている
  • 直前に置かれた(A)のカードと、記された数字が同じであり、スートのランクが高い。
なお、スートのランクは、NT>スペード>ハート>ダイヤ>クラブである。
★ちなみに、スペードとハートをまとめて「メジャー」、ダイヤとクラブをまとめて「マイナー」と呼ぶ。}

ちなみに、これらを覚えなくても、より簡単に置けるカードを判別する方法がある。
ビッディングボックス内で、直前に置かれた(A)のカードより手前にあるものが、あなたの置けるカードだ

(B)PASSと書かれた緑色のカード
読み方:「パス
意味:弱いのでプレイしたくない。もしくは、置ける(A)(C)のカードが無い
ルール:特に制限無く、いつでも置くことができる

(C)Xと書かれた赤いカード/XXと書かれた青いカード
読み方:「ダブル」/「リダブル
意味:敵のコントラクトができなさそう/いや、ダブル言われたけどできるやろ
ルール:最後に置かれた(A)(C)のカードが、敵が置いたものである場合に、置くことができる。敵の(A)のカードの後には「X」、敵の「X」に対しては「XX」を置く。


★これらのカードを置くことを総じて「コール」、(A)のカードを置くことを「ビッド」という。


オークションは「PASS」が三回連続で置かれたときに終わる
(A)のカードを最後に置いた側のペアが攻撃側となる。なお、そのコントラクトの切り札のカードを先に置いた側の人が、デクレアラーとなる。


システムとは

オークションにおいて、自分たちのプレイする最良のコントラクトを見つける方法。先人たちは、研究と試行錯誤の末、これらの術を編み出してきた。
ある一連の規則に従ってビッドを行うことで、パートナーとお互いの手札の情報を伝え合おうとしたのである。
この規則群を「システム」という。

限られた文字で会話をすることと、限られたビッディングカードで手札の内容を示し合うのは似ている。
その意味で、システムは言語であり、オークションはある種のコミュニケーションの場であるといえる。

私たちが普段使っているシステムは、「5M 2/1FG」である。これは「5-card Major standard, 2/1 response is Forcing to Game」を略記したものである。
具体的なビッドの方法は、入門者向けサマリーを参照してほしい。
健闘を祈る。

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