パーセンテージプレーのうち、考え方として重要そうなものを挙げていきます。
辞書的に検索したい場合は
Suit Combinations
ブリッジの確率計算
Calculator
などで調べてください。
No | West | East | 目標 | プレイ手順 |
(1) | AKJT9 | xxx | 5勝 | フィネス |
(2) | AKJT9 | xxxx | 5勝 | AK |
Q抜け8枚フィットはフィネス、Q抜け9枚フィットはドロップがパーセンテージプレーです。
理由はここでは深入りしませんが、例えば8枚フィットで3-2ブレイクの場合
Qxx xxのように左手にQの3枚があればフィネス
xxx Qxのように右手にQの2枚があればドロップ期待でAKを叩く
で5勝します。
3-2を前提とした場合、Qが3枚の側にある確率は3/5、Qが2枚の側にある確率は2/5です。
よってフィネスがパーセンテージプレーとなります。
No | West | East | 目標 | プレイ手順 |
(3) | AKQTxx | x | 6勝 | AKQ |
(4) | AKQT | xxx | 4勝 | AKQ |
J抜け7枚フィットはAKQを叩くのが正解です。
これはJxxx xxとxxx Jxxの比較で後者が僅かに高いためです。
(4)において、AKを取った際に裏がショーアウトした場合は3巡目はマークトフィネスしましょう。
No | West | East | 目標 | プレイ手順 |
(5) | AKQTx | xx | 5勝 | AKQ |
(6) | AKQTx | xx | 4勝 | A; x→T |
次に5-2のJ抜け7枚フィットです。
5勝プレーは(3),(4)と同様にAKQを取るのが正解です。
しかし4勝でいい場合は、2回目にフィネスが正解です。
これは2巡ボスフォローなら4勝するためです。
つまりフィネスが抜けるxxxx Jxやxxx Jxxなら4勝を達成します。
一方でJxxxx xの時はフィネスをすれば4勝達成しますが、AKと取ってしまうと4勝できません。
このように、目標トリック数によってプレイ手順が異なる場合があります。
「2-2ブレイクは40.7%でQ表は50%なのに、なぜ叩くか?」という素朴な疑問についてです。
これは「2-2ブレイクとQ表でどちらが確率高いか?」という問いと「叩くかフィネるか」を結び付けているのが誤りです。
例えば表がQダブルトンやQの4枚(マークトフィネス)ならどちらのプレイでも全勝できます。
正しい比較は「xx Qxと、Qxx xでどちらが高いか?」です。
前者は20.3%、後者は18.7%なので叩くというわけですね。
これは「2-2ブレイクとQ表でどちらが確率高いか?」という問いと「叩くかフィネるか」を結び付けているのが誤りです。
例えば表がQダブルトンやQの4枚(マークトフィネス)ならどちらのプレイでも全勝できます。
正しい比較は「xx Qxと、Qxx xでどちらが高いか?」です。
前者は20.3%、後者は18.7%なので叩くというわけですね。
ダミー:AK8x
ハンド:QT7x
「x→x→A→9」と進むと、RHOが9グルトンかJ9xxからフォールスしたか考える必要があって困ります。
ところでビューグラフで観ていても気にも止めないかもしれませんが「A→9→x→x」と進んだ場合はどうでしょうか?
RHO目線で考えてみましょう。J9xxを持っていて、ダミーがAK8xで、Aに対して9をフォールスするでしょうか?パートナーがTグルトンかもしれない以上はやりづらいはずです。
このように、フォールスされたら困る方を2ndハンドにするように触っておくとたまに得をします。
ハンド:QT7x
「x→x→A→9」と進むと、RHOが9グルトンかJ9xxからフォールスしたか考える必要があって困ります。
ところでビューグラフで観ていても気にも止めないかもしれませんが「A→9→x→x」と進んだ場合はどうでしょうか?
RHO目線で考えてみましょう。J9xxを持っていて、ダミーがAK8xで、Aに対して9をフォールスするでしょうか?パートナーがTグルトンかもしれない以上はやりづらいはずです。
このように、フォールスされたら困る方を2ndハンドにするように触っておくとたまに得をします。
https://x.com/NeverPsychic/status/1245347638351769...
他のハンド例は『The Rodwell Files』へ
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