東北大学準公認団体コントラクトブリッジクラブに関するwikiです。

システム・コンベンションオタク用ページ




システム分類


ビッディングシステムは、その特徴によって以下のように分類される(ことが多い)。

他大部室や競技会、あるいは年代の異なる方とのブリッジでは、東北大スタンダードとは全く異なるシステムに触れる機会もある。
それらの理解や対策などに役立てていただきたい。

オープニングビッド

Natutral System

ほぼ全ての(特に低い代の)オープニングビッドがナチュラルなシステム。
つまり、スーツビッドは示されたスーツの長さを示すし、NTビッドはBALだということを表す。
  • Acol: 1930年代の大英帝国で生まれたシステム。初期型はweakもしくはvariableな1NTオープンが特徴
  • Goren: Charles Goren大先生によるシステム
  • Standard American:これもGoren大先生の作品。20世紀前半の主流
    • Standard American Yellow Card(SAYC): アメリカの標準的なシステム。BBOの野良がよく使っている
  • 2/1 Game Forcing:1x-2yをFGにした画期的システム。世紀末頃から注目され、現代ブリッジの主流に

Artificial System

オープニングビッドの一部または全部がARTなシステム。
スーツビッドが示されたスーツを必ずしも示さなかったり、その他の情報(強さなど)を表したりする。
Artificial Systemは、以下のように類型化されている。


Strong Club System

いわゆるBig Clubである。
1CオープンをSTR(16+HCPが主流)なARTオープンと取り決めるシステム。Cの枚数は考慮しない。
S/Tの際のビッドスペースが確保できるほか、1xオープンのレンジを限定できるという利点がある。
強い1Cオープンに簡単に介入されてしまうのが弱点。使うならこれらに対するDEFをしっかり準備したい。
部室で使われ得るのは主にPrecisionだと思われる。
  • Vanderbilt Club: 全てのSTR 1Cの生みの親
  • Blue Club: 20世紀半ばの世界大会を総舐めにした、イタリアの"Blue Team"が使用していたシステム
  • Schenken: Blue Clubと並び人気を博した。
  • Precision Club


Artificial Club System

いわゆるSmall Clubである。
1CオープンはARTだが、必ずしも強さを保証しない。
Big Clubと同様の利点に加え、ディストリビューションの判断も容易にすることができる。
部室の一部でPolish Clubが使用されていた(いる?)。
  • Vienna Club: Small Clubの始祖とされる
  • Polish Club


Strong Diamond System

いわゆるBig Diamondである。
1DオープンをSTRなARTビッドと取り決めるシステム。付随して1Cオープンも様々なハンドを示すARTビッドとすることが多い。
使用者が非常に少ない。開拓者となるのは君だ。
  • Magic Diamond
  • Strong Diamond System by Noble Shore and Mike Gill
  • Mellon Diamond
  • Recursive Diamond
  • The amBIGuous DIAMOND
※システムノートが発見できたものを記載


Storong Pass System

いわゆるBig Passである。
「強い手をパスに割り当てれば、最大のビッドスペースを得られる」という暴論アイデアに基づくシステム。
Highly Unusual Systemに該当し、味方も敵も事故を起こしやすいため、通常レベルの競技会では使用できない。
  • TresBoof
  • Forcing Pass Systems by Jan Eric Larsson and Ben Cowling
  • MAJOR
  • Moscito
  • Dejeuner
  • SCRAPE(SPREAD)
  • Suspensor
  • T-Rex
  • Trident
  • DONT System
  • Säffle Spade
※システムノートが発見できたものを記載


Relay Systems

オープナーがレスポンダーへのアスクを繰り返す"リレー・ビッド"を行い、最終コントラクトを決定するシステム。
一方のプレイヤーのハンド情報がオポーネントにほとんど伝わらず、またディフェンスも困難になりやすいことから、使用を制限されることが多い。


その他
  • Little Major
    • CCM
  • 5-card minor Standard System


1Mオープンの保証枚数による分類

4枚メジャースタンダード。
1Mオープンが4枚以上のメジャーを保証する。全てのシステムの基本となった。
20世紀の主流であったが、現在は下記の5-card Major standardに取って代わられた感がある。
OBの方がたまに使っていたりする。

5枚メジャースタンダード。
1Mオープンが5枚以上のメジャーを保証する。21世紀の代表的なシステム群である。
2/1がFGを保証するか否かでさらに細分される。


1NTオープンの強さによる分類

Strong Notrump

1NTオープンが強いBALを示すシステム。
15-17HCP、もしくは16-18HCPと取り決める場合が多い。

Weak Notrump

1NTオープンが弱いBALを示すシステム。
12-14BALと取り決めるものが多い。

Variable Notrump

1NTオープンが複数のレンジのBALを示すシステム。
12-14 or 18-19BALと取り決める場合など。

WBFシステム分類


公式団体の主催する競技会では、一部システム・コンベンションの使用が制限されている場合がある。
本項では、システム・コンベンションの分類および関連規定について概説する。
詳細・正確な内容については、WBFやJCBLのホームページを参照のこと。
怒られても責任は取りません。

Green


NATなシステム。古き良きシステムや主流システムはだいたいこれ。
東北大スタンダードもGreenに分類される。

例:
  • Acol
  • Goren
  • Standard American
    • Standard American Yellow Card(SAYC)
    • 2/1 Game Forcing

Blue


1Cおよび1DビッドがARTで、常に強いハンドを示すシステム。

例:

Red


BlueおよびYellowに分類されない、ARTなシステムが含まれる。
部員の一部がPolish Clubを採用したりする。
1チームにつき、Yellowと合わせて4つまで認められる。

例:

Yellow


HUM Systemが分類される。ごく限られたハイレベルな大会やカジュアルブリッジでのみ、種々の制限の下で使用可能。
1チームにつき3つまで認められる。
Safe/Euclid/Keter分類とは色が逆転しているので注意
HUM(Highly Unusual Method)
要は変なシステムの総称。Strong Passとか。
ほか、1Xオープンが激弱・不特定など、特殊・過激なシステムが該当する。

WBFコンベンション分類

Brown Sticker

特殊・過激なコンベンションや取り決めは、Brown Stickerとして指定される。
こちらにも強い使用制限が設けられている。
強さも長さも保証しないような介入や、取り決められたサイキックは大概これ。

競技会とビッディング規定


各競技会では、国内大会では「リスト」、国際大会では「カテゴリー」が設定され、システム・コンベンション・トリートメント・リード・シグナルの使用制限が定められている。
詳細はJCBLの資料に譲るとして、東北大スタンダードでの頻出事項を列挙してみた。

また、実際の競技会では、個別に追加の規則が設けられる場合がある。
出場する際は、その要項をちゃんと読み、自分でビッディング規程を把握しよう。

リストA:制限大会(MP<20)

Resp Bidding

COMP Bidding

S/T

X

リストB:制限大会(MP<300)

  • STR 1C系

Opening

Resp Bidding

DEF

X

Carding


リストC:一般競技会

  • ART 1C系
  • Namyats
  • Bergen Raise
  • Criss Cross
  • Drury
  • Drury Fit
  • Multi Landy
  • Brozel
  • DONT

Carding

リストD:準主要競技会のフライトA

  • Multi 2D
  • HUMおよびBrown Stickerを除くシステム・コンベンション

リストE:主要競技会(高松宮・朝日・木村六郎杯・日本リーグ2部、一部のIMPリーグなど)のフライトA

  • HUMを除くシステム

リストF:日本リーグ1部

  • 全てのシステム

JCBLリストとWBFカテゴリーにおける制限の対応

リストA〜D:カテゴリー3
リストE:カテゴリー2
リストF:カテゴリー1

リンクは後で張ります

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