システム・コンベンションオタク用ページ
ビッディングシステムは、その特徴によって以下のように分類される(ことが多い)。
他大部室や競技会、あるいは年代の異なる方とのブリッジでは、東北大スタンダードとは全く異なるシステムに触れる機会もある。
それらの理解や対策などに役立てていただきたい。
ほぼ全ての(特に低い代の)オープニングビッドがナチュラルなシステム。
つまり、スーツビッドは示されたスーツの長さを示すし、NTビッドはBALだということを表す。
オープニングビッドの一部または全部がARTなシステム。
スーツビッドが示されたスーツを必ずしも示さなかったり、その他の情報(強さなど)を表したりする。
Artificial Systemは、以下のように類型化されている。
Strong Club System
いわゆるBig Clubである。
1CオープンをSTR(16+HCPが主流)なARTオープンと取り決めるシステム。Cの枚数は考慮しない。
S/Tの際のビッドスペースが確保できるほか、1xオープンのレンジを限定できるという利点がある。
強い1Cオープンに簡単に介入されてしまうのが弱点。使うならこれらに対するDEFをしっかり準備したい。
部室で使われ得るのは主にPrecisionだと思われる。
Artificial Club System
いわゆるSmall Clubである。
1CオープンはARTだが、必ずしも強さを保証しない。
Big Clubと同様の利点に加え、ディストリビューションの判断も容易にすることができる。
部室の一部でPolish Clubが使用されていた(いる?)。
Strong Diamond System
いわゆるBig Diamondである。
1DオープンをSTRなARTビッドと取り決めるシステム。付随して1Cオープンも様々なハンドを示すARTビッドとすることが多い。
使用者が非常に少ない。開拓者となるのは君だ。
Storong Pass System
いわゆるBig Passである。
「強い手をパスに割り当てれば、最大のビッドスペースを得られる」という暴論アイデアに基づくシステム。
Highly Unusual Systemに該当し、味方も敵も事故を起こしやすいため、通常レベルの競技会では使用できない。
Relay Systems
オープナーがレスポンダーへのアスクを繰り返す"リレー・ビッド"を行い、最終コントラクトを決定するシステム。
一方のプレイヤーのハンド情報がオポーネントにほとんど伝わらず、またディフェンスも困難になりやすいことから、使用を制限されることが多い。
その他
公式団体の主催する競技会では、一部システム・コンベンションの使用が制限されている場合がある。
本項では、システム・コンベンションの分類および関連規定について概説する。
詳細・正確な内容については、WBFやJCBLのホームページを参照のこと。
怒られても責任は取りません。
NATなシステム。古き良きシステムや主流システムはだいたいこれ。
東北大スタンダードもGreenに分類される。
例:
BlueおよびYellowに分類されない、ARTなシステムが含まれる。
部員の一部がPolish Clubを採用したりする。
1チームにつき、Yellowと合わせて4つまで認められる。
例:
HUM Systemが分類される。ごく限られたハイレベルな大会やカジュアルブリッジでのみ、種々の制限の下で使用可能。
1チームにつき3つまで認められる。
Safe/Euclid/Keter分類とは色が逆転しているので注意
各競技会では、国内大会では「リスト」、国際大会では「カテゴリー」が設定され、システム・コンベンション・トリートメント・リード・シグナルの使用制限が定められている。
詳細はJCBLの資料に譲るとして、東北大スタンダードでの頻出事項を列挙してみた。
また、実際の競技会では、個別に追加の規則が設けられる場合がある。
出場する際は、その要項をちゃんと読み、自分でビッディング規程を把握しよう。
ビッディングシステムは、その特徴によって以下のように分類される(ことが多い)。
他大部室や競技会、あるいは年代の異なる方とのブリッジでは、東北大スタンダードとは全く異なるシステムに触れる機会もある。
それらの理解や対策などに役立てていただきたい。
ほぼ全ての(特に低い代の)オープニングビッドがナチュラルなシステム。
つまり、スーツビッドは示されたスーツの長さを示すし、NTビッドはBALだということを表す。
- Acol: 1930年代の大英帝国で生まれたシステム。初期型はweakもしくはvariableな1NTオープンが特徴
- Goren: Charles Goren大先生によるシステム
- Standard American:これもGoren大先生の作品。20世紀前半の主流
- Standard American Yellow Card(SAYC): アメリカの標準的なシステム。BBOの野良がよく使っている
- 2/1 Game Forcing:1x-2yをFGにした画期的システム。世紀末頃から注目され、現代ブリッジの主流に
オープニングビッドの一部または全部がARTなシステム。
スーツビッドが示されたスーツを必ずしも示さなかったり、その他の情報(強さなど)を表したりする。
Artificial Systemは、以下のように類型化されている。
Strong Club System
いわゆるBig Clubである。
1CオープンをSTR(16+HCPが主流)なARTオープンと取り決めるシステム。Cの枚数は考慮しない。
S/Tの際のビッドスペースが確保できるほか、1xオープンのレンジを限定できるという利点がある。
強い1Cオープンに簡単に介入されてしまうのが弱点。使うならこれらに対するDEFをしっかり準備したい。
部室で使われ得るのは主にPrecisionだと思われる。
- Vanderbilt Club: 全てのSTR 1Cの生みの親
- Blue Club: 20世紀半ばの世界大会を総舐めにした、イタリアの"Blue Team"が使用していたシステム
- Schenken: Blue Clubと並び人気を博した。
- Precision Club
Artificial Club System
いわゆるSmall Clubである。
1CオープンはARTだが、必ずしも強さを保証しない。
Big Clubと同様の利点に加え、ディストリビューションの判断も容易にすることができる。
部室の一部でPolish Clubが使用されていた(いる?)。
- Vienna Club: Small Clubの始祖とされる
- Polish Club
Strong Diamond System
いわゆるBig Diamondである。
1DオープンをSTRなARTビッドと取り決めるシステム。付随して1Cオープンも様々なハンドを示すARTビッドとすることが多い。
使用者が非常に少ない。開拓者となるのは君だ。
- Magic Diamond
- Strong Diamond System by Noble Shore and Mike Gill
- Mellon Diamond
- Recursive Diamond
- The amBIGuous DIAMOND
Storong Pass System
いわゆるBig Passである。
「強い手をパスに割り当てれば、最大のビッドスペースを得られる」という
Highly Unusual Systemに該当し、味方も敵も事故を起こしやすいため、通常レベルの競技会では使用できない。
- TresBoof
- Forcing Pass Systems by Jan Eric Larsson and Ben Cowling
- MAJOR
- Moscito
- Dejeuner
- SCRAPE(SPREAD)
- Suspensor
- T-Rex
- Trident
- DONT System
- Säffle Spade
Relay Systems
オープナーがレスポンダーへのアスクを繰り返す"リレー・ビッド"を行い、最終コントラクトを決定するシステム。
一方のプレイヤーのハンド情報がオポーネントにほとんど伝わらず、またディフェンスも困難になりやすいことから、使用を制限されることが多い。
その他
- Little Major
- CCM
- 5-card minor Standard System
4枚メジャースタンダード。
1Mオープンが4枚以上のメジャーを保証する。全てのシステムの基本となった。
20世紀の主流であったが、現在は下記の5-card Major standardに取って代わられた感がある。
OBの方がたまに使っていたりする。
1Mオープンが4枚以上のメジャーを保証する。全てのシステムの基本となった。
20世紀の主流であったが、現在は下記の5-card Major standardに取って代わられた感がある。
OBの方がたまに使っていたりする。
5枚メジャースタンダード。
1Mオープンが5枚以上のメジャーを保証する。21世紀の代表的なシステム群である。
2/1がFGを保証するか否かでさらに細分される。
1Mオープンが5枚以上のメジャーを保証する。21世紀の代表的なシステム群である。
2/1がFGを保証するか否かでさらに細分される。
公式団体の主催する競技会では、一部システム・コンベンションの使用が制限されている場合がある。
本項では、システム・コンベンションの分類および関連規定について概説する。
詳細・正確な内容については、WBFやJCBLのホームページを参照のこと。
怒られても責任は取りません。
NATなシステム。古き良きシステムや主流システムはだいたいこれ。
東北大スタンダードもGreenに分類される。
例:
- Acol
- Goren
- Standard American
- Standard American Yellow Card(SAYC)
- 2/1 Game Forcing
BlueおよびYellowに分類されない、ARTなシステムが含まれる。
部員の一部がPolish Clubを採用したりする。
1チームにつき、Yellowと合わせて4つまで認められる。
例:
- Artificial One Club (Small Club)
- D5の18-19BALを1Cで開けるショートC
HUM Systemが分類される。ごく限られたハイレベルな大会やカジュアルブリッジでのみ、種々の制限の下で使用可能。
1チームにつき3つまで認められる。
特殊・過激なコンベンションや取り決めは、Brown Stickerとして指定される。
こちらにも強い使用制限が設けられている。
強さも長さも保証しないような介入や、取り決められたサイキックは大概これ。
こちらにも強い使用制限が設けられている。
強さも長さも保証しないような介入や、取り決められたサイキックは大概これ。
各競技会では、国内大会では「リスト」、国際大会では「カテゴリー」が設定され、システム・コンベンション・トリートメント・リード・シグナルの使用制限が定められている。
詳細はJCBLの資料に譲るとして、東北大スタンダードでの頻出事項を列挙してみた。
また、実際の競技会では、個別に追加の規則が設けられる場合がある。
出場する際は、その要項をちゃんと読み、自分でビッディング規程を把握しよう。
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