東北大学準公認団体コントラクトブリッジクラブに関するwikiです。

概要

スイッチングやトランスファーは、スペースを節約していていい。

例えば1NTオープン後のjacoby TRFは、サイドを改善しているという側面もあるが、スペースの面でも優れている。
つまり1NT-2Rには、2Mでやめたい手と、INV以上の手の両方が含まれている。
もしTRFがなく1NT-2Mとビッドする場合、2MをNFかF1のどちらかの約束にするか選択しなければならない。(更に1NT-2R;2M-2M+1のスペースも失われる)
このようにTRFは、ビッドに2通りの意味を込めることができる。

次に、1C-(3D)と介入された場合を考える。
通常のアグリーメントでは3MはどちらもNAT F1であり、コントラクトは3NT以上になってしまう。
これを、3H = S5+、3S = H5+とスイッチングする約束を取り入れたとしよう。
レスポンダーがSの場合、INVに乗れないオープナーは3Sとビッドすることで、3Sで止まることができる。
レスポンダーがHの場合はコントラクトは3NT以上になってしまうが、これは3MがNATの場合も変わらない。
つまり、ここでスイッチングを取り入れることで「どちらのMでも3Mで止まれない」から「3Hでは止まれないが3Sでは止まることができる」に改善している。

以上のように、TRFやスイッチングを取り入れることはシステムの改善に直結する。
しかし
・発動するシチュエーションを明確に取り決めないと事故る
・リストCでは使えないシークエンスが多い
・オポーネントのビッドの選択肢も増やすことになる
などのデメリットもある。
現実的には、リストD以上が使える試合に定期的に出るレギュラーパートナーと組む場合しか使いづらい。

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