オープニングビッドの一部または全部がARTなシステム。
スーツビッドが示されたスーツを必ずしも示さなかったり、その他の情報(強さなど)を表したりする。
Artificial Systemは、以下のように類型化されている。
Strong Club System
いわゆるBig Clubである。
1CオープンをSTR(16+HCPが主流)なARTオープンと取り決めるシステム。Cの枚数は考慮しない。
S/Tの際のビッドスペースが確保できるほか、1xオープンのレンジを限定できるという利点がある。
強い1Cオープンに簡単に介入されてしまうのが弱点。使うならこれらに対するDEFをしっかり準備したい。
部室で使われ得るのは主にPrecisionだと思われる。
- Vanderbilt Club: 全てのSTR 1Cの生みの親
- Blue Club: 20世紀半ばの世界大会を総舐めにした、イタリアの"Blue Team"が使用していたシステム
- Schenken: Blue Clubと並び人気を博した。
- Precision Club
Artificial Club System
いわゆるSmall Clubである。
1CオープンはARTだが、必ずしも強さを保証しない。
Big Clubと同様の利点に加え、ディストリビューションの判断も容易にすることができる。
部室の一部でPolish Clubが使用されていた(いる?)。
- Vienna Club: Small Clubの始祖とされる
- Polish Club
Strong Diamond System
いわゆるBig Diamondである。
1DオープンをSTRなARTビッドと取り決めるシステム。付随して1Cオープンも様々なハンドを示すARTビッドとすることが多い。
使用者が非常に少ない。開拓者となるのは君だ。
- Magic Diamond
- Strong Diamond System by Noble Shore and Mike Gill
- Mellon Diamond
- Recursive Diamond
- The amBIGuous DIAMOND
※システムノートが発見できたものを記載
Storong Pass System
いわゆるBig Passである。
「強い手をパスに割り当てれば、最大のビッドスペースを得られる」という
暴論アイデアに基づくシステム。
Highly Unusual Systemに該当し、味方も敵も事故を起こしやすいため、通常レベルの競技会では使用できない。
- TresBoof
- Forcing Pass Systems by Jan Eric Larsson and Ben Cowling
- MAJOR
- Moscito
- Dejeuner
- SCRAPE(SPREAD)
- Suspensor
- T-Rex
- Trident
- DONT System
- Säffle Spade
※システムノートが発見できたものを記載
Relay Systems
オープナーがレスポンダーへのアスクを繰り返す"リレー・ビッド"を行い、最終コントラクトを決定するシステム。
一方のプレイヤーのハンド情報がオポーネントにほとんど伝わらず、またディフェンスも困難になりやすいことから、使用を制限されることが多い。
その他
- Little Major
- 5-card minor Standard System